雑俳の風景―8

溝口 浩

どの径を行くも礼文の花野かな

 

北海道ははるか昔の40年前、家族で札幌に住んでいました。10歳、8歳、5歳の子供たちを連れていろんなところに行きましたよ。まさに「北海道、自然と共に」でしたね。

 

利尻、礼文には来年の夏に行こう、こんな計画が突然の転勤で見事に崩れたのはサラリーマンの悲哀。何時かは、と思っていましたが三十何年か後に思いを遂げたのです。

 

礼文島は花の島、まずはお目当ての礼文敦盛草、ふんわりとした可憐さが立ち去り難い。ミヤマオダマキ、レブンキンバイ、エゾキスゲなどなど咲きそろう花野。ここから見る利尻富士も素晴らしい。

 

海の幸が豊富な港からどの道を選んでも行き着くところは花の野原、それが礼文島なのでした。

…つづく