「2019年」の記事一覧

雑俳の風景―21

さんぽ道

雑俳の風景―21 溝口 浩 建国日スクランブルの交叉点   渋谷ハチ公口のスクランブル交差点が外国からの観光客のスポットとして話題になったのは三年前だったでしょうか。六方向からの群衆が一斉に動き出してもぶつかる・・・

雑俳の風景―20

さんぽ道

雑俳の風景―20 溝口 浩 紅梅や帯胸高に謝恩会   謝恩会といわれてもぴんとこないですね。小学校から大学まで思い出の中に見当たりません。わずかに中学で卒業式の後で「茶話会」というのが記憶の片隅に残っていますが・・・

雑俳の風景―19

さんぽ道

雑俳の風景―19 溝口 浩   元寇の生の松原鳥帰る   福岡市の姪の浜から佐賀県の唐津に向かって博多湾沿いに面積約40ヘクタールにわたって広がる黒松を主体とした松林があります、これが生の松原。神功皇・・・

雑俳の風景―18

さんぽ道

雑俳の風景―18 溝口 浩 初雷や大名縞の畝黒き   私の長年住まうところは古くから「海松台」と呼ばれるように昔は江戸湾が深く入り込んでおり、沢山の岬の中のひとつだったのでしょう。その名残でしょうか貝塚もあちこ・・・

雑俳の風景―17

さんぽ道

雑俳の風景―17 溝口 浩 隠れ里流し温泉けむる雪解川   草津温泉の湯畑から下って熱帯園の方向に進むと小さな川を渡ります。雪空に冷え切った川の水に旅館から放出された大量のかけ流しの湯が注ぎ込まれると、もうもう・・・

雑俳の風景―16

さんぽ道

雑俳の風景―16 溝口 浩 浄瑠璃の口説きやバレンタインの日   口説きとは何でしょう。中世の芸能のなかで悲哀を歌う演出であった「クドキ」は、浄瑠璃では抒情的な詞と旋律からなるものとして完成され、悲嘆・恋慕・恨・・・

雑俳の風景―15

さんぽ道

雑俳の風景―15 溝口 浩 たてがみに二ン月の風岬馬   宮崎県の都井岬。ここには岬馬とよばれる純粋日本在来馬が自然放牧されています、正式には御崎馬です。北海道在来種、木曽馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬・・・

雑俳の風景―14

さんぽ道

雑俳の風景―14 溝口 浩 離れ住む子らの名記し厄払い   今では厄払いといえば豆まきとともに節分前夜のイメージですが桂文楽の落語「厄払い」によれば正月のイメージが強いですね。 ~お家厄払いましょう厄払い、お年・・・

雑俳の風景―13

さんぽ道

雑俳の風景―13 溝口 浩 寒月や二胡弾く人の指細き   50年も前の話ですが仕事で香港に駐在していました。香港の夏は湿度の高いのが特徴で、そんな時しばし逃避出来るのが舟遊び。九竜のちょっとした入江から櫓漕ぎの・・・

雑俳の風景―12

さんぽ道

雑俳の風景―12 溝口 浩   飛六方三代揃ふ初芝居   ご存じ高麗屋の親、子、孫が玉突き式にそれぞれ白鸚、幸四郎、染五郎を襲名する歌舞伎界の大イベント。実は36年前にも全く同じ三代襲名があったのです・・・

ページの先頭へ