雑俳の風景―16

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雑俳の風景―16 溝口 浩 浄瑠璃の口説きやバレンタインの日   口説きとは何でしょう。中世の芸能のなかで悲哀を歌う演出であった「クドキ」は、浄瑠璃では抒情的な詞と旋律からなるものとして完成され、悲嘆・恋慕・恨・・・

雑俳の風景―15

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雑俳の風景―15 溝口 浩 たてがみに二ン月の風岬馬   宮崎県の都井岬。ここには岬馬とよばれる純粋日本在来馬が自然放牧されています、正式には御崎馬です。北海道在来種、木曽馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬・・・

雑俳の風景―14

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雑俳の風景―14 溝口 浩 離れ住む子らの名記し厄払い   今では厄払いといえば豆まきとともに節分前夜のイメージですが桂文楽の落語「厄払い」によれば正月のイメージが強いですね。 ~お家厄払いましょう厄払い、お年・・・

雑俳の風景―13

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雑俳の風景―13 溝口 浩 寒月や二胡弾く人の指細き   50年も前の話ですが仕事で香港に駐在していました。香港の夏は湿度の高いのが特徴で、そんな時しばし逃避出来るのが舟遊び。九竜のちょっとした入江から櫓漕ぎの・・・

雑俳の風景―12

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雑俳の風景―12 溝口 浩   飛六方三代揃ふ初芝居   ご存じ高麗屋の親、子、孫が玉突き式にそれぞれ白鸚、幸四郎、染五郎を襲名する歌舞伎界の大イベント。実は36年前にも全く同じ三代襲名があったのです・・・

雑俳の風景―11

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雑俳の風景―11 溝口 浩 中天に歳星赤し夜学の子   木星は真夜中のころ中天に達します。夜学を終えて家路をいそぐ若者がふと中天を見上げれば赤く輝く星。若者はそこに無限の未来に満ちた己の将来を見据えているのでし・・・

雑俳の風景―10

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雑俳の風景―10 溝口 浩 白足袋の小鉤確かめ初稽古   明けましておめでとうございます、太平洋側は天候に恵まれたよいお正月です。 家から500m程の林間でのラジオ体操に行ってきました。昨日の30人の参加者もさ・・・

雑俳の風景―9

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雑俳の風景―9 溝口 浩 帰郷告ぐ子らのメールや布団干す   平成最後の年の瀬です。八十の坂を超えると時間の流れが一段と目まぐるしく動き、正月が過ぎれば盆、盆が過ぎれば正月とマラソンランナーのように日々が通り過・・・

雑俳の風景―8

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雑俳の風景―8 溝口 浩 どの径を行くも礼文の花野かな   北海道ははるか昔の40年前、家族で札幌に住んでいました。10歳、8歳、5歳の子供たちを連れていろんなところに行きましたよ。まさに「北海道、自然と共に」・・・

雑俳の風景―7

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雑俳の風景―7 溝口 浩   宿坊の終ひ湯に入り虎落笛 数年前まで歴史ある婦人消費者団体に関わっていました。その活動の中で「森林ボランティア」は重要な活動のひとつでしたが、また楽しいものでもありました。春は植樹・・・

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