検査入院―6

溝口 浩

発汗検査―4

ここでチャイムがなって「食事をおとどけします」、下手すると食べ損なうんじゃないかと恐怖が走る。なにしろ三度の食事が唯一の楽しみですからね。今更どうにもしょうがないので看護婦さんの善意におまかせするしかない。

先ずは頭部に軽いショック。数回続いて同じく散発的に続いて、今度は少し強めのショックが数回。 次に深呼吸、いつものように深く深呼吸すると「もっと早くしてください」それに応えてせわしなく深呼吸すると「お上手ですね」と褒められた。

「発汗は両手両足同じように出ていますから特に問題はありません。後は細かいデータを分析して、先生からご説明します」

データを見るとなるほど四つの波形がきれいに同調している。

部屋に戻ると食事が無い。それも当然で本人確認しないと食事ももらえない。

ちょっと焦ったが、すぐに看護婦さんが持ってきてくれて食事の心配は杞憂におわった。

 

…つづく