戊辰の船橋戦争―6

溝口 浩

新徴組-2

一方清河に率いられた残りの浪士組は、幕府の命令により江戸に戻ることになったのですが、清河はそのことを逆手に取り、幕府に攘夷実行を迫る工作を続けていたのですが、江戸に戻った清河は、同年4月13日、幕臣の佐々木只三郎の手によって暗殺されてしまいます。そして清河の同志達も次々と捕縛された為浪士達はその組織目的を失ってしまいます。

清河が暗殺されてから二日後の4月15日、幕府は浪士組を「新徴組」として再組織して、屯所を江戸の本所に設置し、取締責任者は高橋泥舟と山岡鉄太郎が就いたのです。ところが結成以来、新徴組は幕府の邪魔になる商家などを襲ったり、ゆすり騙りを働き、金品を奪っては酒色に溺れていたりしたので。高橋泥舟と山岡鉄太郎は江戸城に呼び出され、不祥事の責任をとらされて、御役御免になり謹慎閉居になってしまいました。

…つづく